研究活動

公益財団法人生協総合研究所 2023年度第2回公開研究会 開催予告
ワーカーズ・コレクティブの現在地

 生活クラブ生協の運動のなかから始まったワーカーズ・コレクティブは、40年以上の歴史を積み重ねてきました。コミュニティワークなどの概念を提起し、市場経済とは違うオルタナティブな働き方をめざした、ワーカーズ・コレクティブの運動は各地に広がり、多くの人が参加する運動へと成長しています。また、2020年には労働者協同組合法が成立し、働く者の協同組合への社会的な関心も高まってきています。

 その一方でワーカーズ・コレクティブには課題も多く指摘されています。そうではない組織も多くありますが、事業体としての持続可能性が低いワーカーズ・コレクティブもしばしばみられますし、そこで働く人の労働の対価が十分ではなく「食えるワーカーズ」ではないという指摘も根強くあります。また、労働者協同組合法のもとで求められるメンバーの労働者性はワーカーズ・コレクティブが本来目指したものとはやや異質なようにも映ります。

 今回の公開研究会では特に現在運動を担っている世代を中心に、その思いやめざすものを拾い上げつつ、ワーカーズ・コレクティブの到達点、現在地を確認し、本来目指してきたものとの相違点やその評価、今後の可能性などについて検討します。

開催日時:
2023年7月10日(月)
開催形態:
来場・オンライン(Zoom)配信併用
会  場:
主婦会館プラザエフ5階会議室
共  催:
ワーカーズ・コレクティブネットワークジャパン、神奈川ワーカーズ・コレクティブ連合会
参 加 費:
無料

公開研終了後に期間限定でオンデマンド配信をいたします。オンデマンド配信ご希望の方もお申込みをお願いいたします。

報告者(五十音順、実際の登壇順とは異なる可能性があります)

伊藤由理子(生活クラブ連合会顧問)
井上 浩子(神奈川ワーカーズ・コレクティブ連合会専務理事)
藤井 敦史(立教大学教授)

お申込み

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下記URLまたは右の二次元コードからお申込みください(7/6締切)。

※メールによるお申込も受け付けております。

※『生活協同組合研究』5月号の特集「ワーカーズ・コレクティブの現在地」の論考をもとに、報告を行う予定です。報告テーマ等、詳細が決まり次第、生協総合研究所ウェブサイトや『生活協同組合研究』でご案内をいたします。