研究活動

公益財団法人生協総合研究所 2023年度第5回公開研究会
英国とフランスの協同組合の要人より
~E.O.グリーニング没後100年とG.フォーケの生誕150年を記念して~

○ 開催日時
2023年12月20日(水)14:00~16:35
○ 開催形態
来場・オンライン配信併用
○ 開催会場
主婦会館プラザエフ5階会議室
○ 参 加 者
44名

プログラムと報告者(敬称略)

講演①
「エドワード・オウエン・グリーニングと協同組合運動」
中川雄一郎(明治大学名誉教授、ロバアト・オウエン協会会長)
講演②
「ジョルジュ・フォーケをめぐって」
鈴木 岳(生協総合研究所 研究員、ロバアト・オウエン協会)
質疑応答
 

概要

開催趣旨

 中川氏からは、E.O.グリ―ニング(1836-1923)について、世界最初の協同組合法制定や、彼の先輩にあたる3人のキリスト教社会主義者たち、そして生産者協同組合と消費者協同組合の利潤分配をめぐる論争、B.ウェッブの『英国協同組合運動』における生産組合批判に関連づけた話が展開された。

 鈴木研究員は、レイドロー報告以来知られるようになったG.フォーケ(1873-1953)について、彼の生涯、特に両大戦間期のフランスの背景とジードの協同組合共和国論の限界、そして「協同組合セクター論」(1934年初出)の内容と、とくにB.ラヴェルニュ(1884-1975)との論争をふりかえった。

 参加者からも実参加とオンラインの双方から、質疑や意見交換、要望などがなされ、終了した。