研究活動

常設研究会 ― 生協共済研究会(第20期) 第4回報告 ―

○ 開催日時
2026年3月9日(月) 15:00~17:30
○ 開催会場
プラザエフ5階 会議室(オンライン併用)
○ 参 加 者
33名 (委員14名、オブザーバー13名、事務局6名)

テーマ

  1. 研究報告「生命保険における死亡プロテクションギャップの現状と保障範囲に関する考察」
    報告者:崔桓碩氏(八戸学院大学地域経営学部 准教授)
  2. 研究報告「映画から学ぶ“たすけあい”」
    報告者:吉田朗氏(早稲田大学先端社会科学研究所 研究助手)

概要

研究報告「生命保険における死亡プロテクションギャップの現状と保障範囲に関する考察」

 八戸学院大学地域経営学部 准教授の崔桓碩委員より、保険におけるプロテクションギャップ定義・種類・現状、生命保険における死亡プロテクションギャップの定義と国際比較(グローバル、米国、アジア、日本)、生命保険における死亡プロテクションギャップの要因分析(需要・供給・制度)、死亡プロテクションギャップにおける保障範囲に関する考察について報告した。
 報告を受けて委員より、これまでの30年間には保険の掛け過ぎが問題視されてきた経緯があること、「死亡保障」を考えるときに「養老保険」のような貯蓄性の保険商品へのニーズの影響をどう考えるか等などの意見が述べられるとともに活発な質疑応答が行われた。

研究報告「映画から学ぶ“たすけあい”」

 早稲田大学先端社会科学研究所 研究助手の吉田朗委員より、「たすけあい」のような抽象的な概念について考える際の共通基盤になりうるものとして、映画を題材にしたことに触れたうえで、具体的には2本の映画『アダマン号に乗って』『オレンジ・ランプ』をもとに「たすけあい」に関する考察を述べた。
 『アダマン号に乗って』は精神疾患を抱えうる人たちの「たすけあい」をテーマとした日仏合作のドキュメンタリー作品であり、『オレンジ・ランプ』は若年性認知症をテーマとした作品であり、予告編を視聴することによって参加者も一定のイメージを得ることができた。
 報告を受けた参加者から「“たすけあい”は抽象度の高い概念であり十人十色になりがちであるが、そこに共通項を見出すための手段として“映画”というツールは有益であると思った」旨の感想が寄せられた。